中学受験と娘

中学受験をしたいという娘のために、私は学習塾を探している。私の娘は小学校四年生になる。正直言って、「もう受験を意識する年頃になったんだなあ」という驚きを隠し切れない。でも、「中学受験をしたい」と言ってきた娘の顔はしっかりと大人の片鱗を見せていて、「もう子供扱いはできないな」と思わされたものだ。「中学受験をしたい」と言われたその日から、私はインターネットで娘のための学習塾を探していた。

中学受験は、だいたい小学校三年生くらいから準備を始めるのが普通なのだそうだ。娘はもう四年生になるので、中学受験の準備をするには遅すぎるくらいである。だが、希望している小学校はそんなに難しいレベルの所では無いようである。ただ、娘が一生懸命になっている「合唱」のクラブに力を入れていて、毎年全国大会へ出ることができるレベルらしい。娘はそこに入学して、今よりも高いレベルの学校で「合唱」の練習をしたいのだそうだ。娘の話だと、娘以外にも数人がその学校を受験したいと先生に申し出ているらしい。

中学受験を考えたことはなかった私である。近くの公立中学校でいい、と今まで思っていた。だが娘が「通いたい」と願うなら、通わせてやりたいと思った。「ここはテストに合格しないと入れないよ?だから今までよりも勉強しなきゃ行けないし、塾にも行かないといけないけれど大丈夫?」と娘に確認してみると、「大丈夫。中学受験のためなら、学習塾に通って頑張る」と言った。それならば、協力してやろう。私は学習塾を探し始めた。

中学受験のための学習塾はけっこうある。娘が通う小学校の近くにも二件ほどあるし、個人で開業しているマンツーマンで教えてくれるところも一件見つかった。私の家の近所にも中学受験のための塾があって、そこに友人の娘さんが通っている。娘のために、一番良い学習塾はどこだろう。私は毎日のようにインターネットで情報を集めた。

中学受験のために通う塾を何件かに絞った私は、娘と共に塾の見学に行くことになった。娘も初めての見学と言うことで、少し緊張しているようだ。でも、「中学受験のためだよ」というと頷いてくれた。今日見学する学習塾の中から、通いたいと思う学習塾が見つかると良い。そう思った。